オフロードバイク+++上上

ケム子、すたぁへの道。

私はKTM250EXCのケム子。


豪州の片田舎で生まれた7人兄弟の4女※。

決して裕福な暮らしではない実家を守るため、日本という国へ出稼ぎに来たわ。

※排気量別(EDモデル) : 125,150,200,250,300,350,450



かすにん著。


東京で働く夢を描いて日本へ来たけれど

町田に着いたと思ったら直ぐに丁稚奉公先へ。

私の働く場所は千葉の海岸沿いだった。


オーナーはIさんといい、1年間休みなく働かされたわ。

モトクロス場に林道にアタックに・・・たくさん走ったけれど

体を一度も洗ってもらえない、ホイールも傷だらけ。

この年は本当に辛く、今でも(走行距離が)思い出せないわ。



翌年、

同じ千葉でも更に田舎のオーナーの元へ売られたの。

ベアリングも固着し

体を弄ばれた(300㏄化)私にもう価値なんて・・・と思ったけれど

新しいオーナーさんは

新しいチャンパーとOIL,ガード、チェーン、グリップ・・・そして

腰上OHをして私をいたわってくれたわ。


そのやさしさに固く閉じこもっていた私の時間が

徐々に動き出すのを感じた。


ーーーでも


彼は腰上OHの時に、肝心なことに気づいてくれなかった。

心の闇(排気バルブを動かすロッドが弄られている事を。



「とても扱いやすいパワーだ!」

そういってくれた優しいオーナーさんはかすにんさんと言うらしいけれど

2015年からずっと、排気バルブが開かないまま私と走ったわ。

バルブが切り替わらなくても、パワーバンドは確かにあったし

なにより彼が貧しさ(KTM125EXCの低トルク)を

嫌というほど知っていたから私を嫌いになることはなかったの。



そうそう

メインジェット無しでも走り続けていたしね。

馬鹿なおとこ・・

250ccになった恩恵なんて
  セルだけで良かったのかもしれない(ノД`)・゜・。


それでも

アタックメインには連れてゆかれないけれど

それでも幸せだった。



それが今週

ついにアタシの秘密(ロッドとバルブが接続されているネジが緩んでいること)に気づいたの

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実はロッド長は可動式なのよ。

300cc化する際、取り換えられたシリンダーに合わせてロッド長を変えられるの。

そのセッティングが250に戻った今もまだ修正されいなかった・・・という秘密なの。


今の私は前のオーナーのトラウマで心に蓋が(排気バルブに蓋が)ある

私を更生させるには、正しい位置は長すぎても短すぎてもダメ。

許されるのはバルブ側の接続点が設けるバネの遊び+-10mmだけ。
(ロッドの押上げ過ぎを許容できるよう確保された範囲。ミスるとロッド曲がる)


彼はやったわ。


2度ほどの整備で

排気バルブをコントロールする歯車につけた液体ガスケットが

きっちり噛みこまれている事を確認した。

それ以上に

今までに感じた事のない低速から盛り上がるパワー

乾いた燃焼音

息継ぎのないレスポンスを手に入れたの。



昨日までの私は

ロッドを最大まで押し上げても排気バルブは半分も開かなかったけれど

今日からの私は排気バルブ全開!!心のままに生きてゆくわ!!!



(ケム子、心の日記より)


つづく
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コメント


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なんだよ、排気バルブロッド??
ビンゴだ次回豪華景品待ってるよ

でも、それってパワー70%位しか出てなかったのでは?
ヒルクライム登らないよ。
直って良かったね!
では次回、ヒロ坂アタック宜しく

たけおやじ | URL | 2017-10-10 (Tue) 21:50 [編集 ]


>たけおやじさん
良く考えてみてください。
メインジェットが無くても普通に走る私
排気バルブが切り替わらなくてもアタックできる私


ーーーーーでは、パワーが出たら?


エルズベルグが呼んでるようです。
サインの練習も今日から始めます。



豪華景品?
そんなこと書いたかな?
テポドン手配しておきますね。

かすにん | URL | 2017-10-11 (Wed) 06:41 [編集 ]


ケム子さんの出身地は豪州ではなくて、墺太利(オーストリア)ですよね?

通りすがり | URL | 2017-10-11 (Wed) 14:54 [編集 ]


 

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