かすにんです

<更にきつい状況に、軽い絶望が訪れる・・・>
準備って言うのは、SWに予定している遠征のの事で
現在集中的にバイク整備や仕事の整理・調整をしているのですが
仕事ばかりしていても踏んずまるばかりでなかなか前に進みませんね。(;^ω^)
こう見えても
「働き過ぎじゃない?」って自分で思うぐらい働いているので
少しはバイクに乗らない・・・と・・・。
楽しくバイクの乗りながら出来る準備って言うのは・・・
KTM250EXCにまともに乗れるようになること!
それと
今のうちにダメ出しだね!パーツの取付とかもそうだけど、整備が中心です。
バッテリーの消耗加減やパッドの減り具合
グリスアップは私のサイクルに合わせて強制的にやったから今の内はOKOK
プラグなんかも、正常動作時の消耗の過程をしっかり記録にとって
異常を素早く検知できるようにすることも大切です。
それにしても、KTM250EXCはオイルがジャバジャバになるのが早いですね。
本日(日曜日)にオイル交換をしてわかったのですが
1ヶ月(6日走行)で、完全に再利用不可能な状況になっていましたよ。
って、
土曜日の走行がカナリハードだったかも。

<めんま・・・そっちにはまだ行けないよ。>
それでは土曜のレポートです。
今週末の山の天気は荒れる。
各天気予報サイトでは千葉県の天候が崩れることを指していましたが
私はどうせ県外へデッパツするし
山の天気だけを気にしていたら長野近辺がそうなっていました。
土曜日の夜、ジクリバーさんの応援へ(バーベキュー)行こうかと思っていましたが
雨なのでキャンセル
今回は雨が弱い方弱い方へと流れて、埼玉県をツーリングしてきました。
m(_ _)m ジクさんごめんなさい。
今回はまじでヤバかった。
熱中症でぶっ倒れる寸前になるほどハードだったんだよ。
最初に向かったのは、かべじんさんに連れていって貰った
結構岩がむき出しているルートです。
全開KTM125EXCでは、
低速で前に進むことが出来ずホイールスピンに悩まされたので
KTM250EXCでの感触を確かめに来ました。
計画では1時間以内でうどん屋まで行ける予定で
雨が降って+15分か+30分か・・・と思っていました。
が
いまはもう、以前の面影はぶっ飛んでしまうぐらい上級コースになっていました。
(先頭の写真の画像そのまま)
途中で止まると、助走はおろか加速も難しくなっていたし
根っ子の張り出し方が酷くて、ホイール半分ぐらいの段差なら数え切れないほどある
そんなルートになっていました。
<KTMがオーバーヒートする直前の状況はつかめてきた。>
当日は6時まで本降りの雨。
6時からは弱まったものの、出発する8:30まで小雨が降っていた状況です。
当然山の中もドロドロで
トライアルタイヤを履いているKTM250EXCでは
パワーが邪魔な事はあっても、有効に使える場所は見つけられませんでした。
結局、+1hの、トータル2hでうどん屋を通過。
その先のルートを新たに開拓することにしました。
道中、ヒルクライムなどはたしなみますが
助走が十分につく状況では、車体の抑えに気を遣えども
十分な勢いで一気に登り切れました。
雨の日でも酷いマデぃにならなければツーリストは非常に優秀だと思います。
<問題なくイケる路面。小石まじりでサラサラ。>
逆にマデぃな場所を通ってしまうと
かなりの勢いで走行しないと
タイヤのブロックの間に泥が詰まって全然進まなくなってしまいますね。
<難儀する路面。粘土質でべとべとしている>
雨不が振っているコンディションで
この走り・この登坂能力に気を良くした私は
教えてもらったルート・ポイントをそれて新ルートを開発しようと
ちょっとした寄り道をしてしまいました。
<この先>
寄り道したルートは、移動で使う林道の側道でした。
誰もがパッとわかるであろう入口に、何の気なしに引き付けられて
「どうでまた林道と繋がるだろう」という根拠のない自信と共に
より奥へ奥へとすすみました。
奥に進んだ際、1か所とんでもない下りをかましてきたのですが
下った先にちゃんと道があったので、最悪戻る必要が無いと踏んで突っ込みました。
<一人でもこのぐらいの倒木を処理します。>
特別土地勘がある訳ではないので
いつもの私は、林道を中心にピストン走行を繰り返すスタイルでです。
しかい今回はガンガン突っ込むスタイルになっていました。
本当にどうかしていたのです。もしかしたらこの時から熱中症だったのかも。
急激な山の坂道を上り返せなくなって
私の頭はやっとしっかりしました。
この時、時間は11:30。
水は2Lのハイドレーションに1.5Lほど入っていました。
煙草も携帯も、携帯充電器も持っています。
最悪、バイクを捨てて下山。
ガソリンと飲み物をもって再チャレンジ。
という回避策を検討したのち
少しでもあがこうと、歩きで斜面を横に移動し、道中の木々はガンガン斬って行って
2時間近く横に移動したらしっかりとした地面に乗ることが出来ました。
お!ええやん地面ヽ(^o^)丿
なにを踏んでいるのかな~って地面を見てみたら
鉄のワイヤーでできたネットでまとめられた
土砂崩れ防止用のアレです。
そしてその下は・・・・自力で登れないぐらいの段差、で、また林道。
近く?遠く?よくわからないけれど川の音がします。
岩の上を移動するのも、コケが凄くて滑るし超怖い。
だからといって方向転換は出来ない。
むぐぐぐぐ・・・
悩んだ末に私が出した答えは、ロープサポートでした。
バイクにロープをしっかりと結び付け、ロープは斜め上に生えている木に括り付ける。
少し進んではゆるみを無くし
また進んではロープを括り付ける木を変更する。
非常にゆっくりとしたスピードではありますが
確実で、最悪のシナリオは回避できる。そんな方法です。
この走法で2時間ぐらい
・・・ロープを括り付ける時間の方が長かった気がしましたが
なんとか加速可能な場所まで来たら横方向に滑り落ちるように進んで行きましたところ
途中でブロックでつくられた段差とになり
そして建物があらわれました。
<方向 矢印の奥からずっと進んで来た。 段差の高さは即死は無くても骨折レベル。>
浄水設備なのかな?
なんだかわからない建物から伸びる、明らかな道を見た時は
凄い感激しました。
そしてなぜか脇腹まで筋肉痙攣してきて、息を吸うのも大変でしたよ(ノД`)・゜・。
林道に出たら、もっと安心したくなったのでもう帰ることにしました。
まぁ飲み水も、残り0.3L程度しかないし
なにより体のだるさが激しくなってきています。これはやばい。
左手人差し指や親指が動かなくなるのをごまかしながら
最寄りの出口へ林道を進みますが
なぜか非常に荒れてきている。
明らかに整備されていないと解るのは
小さな小枝類、中規模な倒木が残っていることです。
大きな木ならいざ知らず
歩行すらままならない程の荒れようって、この道が使われていない合図ですよね。
ルートは誤っていない。
ヤバいなーー怖いなーっておもっていたら
5-6mほどの土砂崩れで道が無くなっていました。
(^。^)y-.。o○
これを見た時、流石にやばいと思いました。
水が無くなってきていることも先ほど確認しているし
なにより体力が切れかかっている。
バイクに問題はない・・・けど・・・
そんな状況で頭の中をめぐった対応策は以下のようなものでした。
①引き返すのも良い、ただし非常にきついルートだし水は無い。
⇒却下、死にに行くようなもの。
②無理やり押し通す・・・のは出来ない。
⇒却下、死ぬ。
③バイクを捨てて歩けばルートは確実にわかってるからOK。
⇒最有力候補。だが・・・あと一足掻きしたい。
完全に体力が切れて動けなくなるのはヤバい。
③が出来る範囲でまだやれることはあるのか?
たっぷりと20分ぐらい体を休め、体温を下げ、冷静に考えます。
まず、タイヤの空気圧を0にすること。
次に、バイクを捨て置いても持ってゆかれない様に、CDIとかが取れることを確認。
そして、迂回路の検索です。
よく観察すると、がけ崩れがあった手前に登れそうな段差がありました
そして、倒木や細かい木々が生えている森の中を突っ切れば
一段したの林道へ着地できる算段も。
最後に
少ない水をつかって
やるか
やらないか
やる。
これが私の出した答えでした。
防護服を脱いで
携帯とキーと財布を持ち出せば下山は耐えられると想定。
0.3lの水を一気に飲んでレディー・ご---!!
<これ。>
つい数時間前に岩の上を走っていたからね
下るだけで良い斜面なんてぬるすぎるぜ!!
下の林道たどり着いた時はめちゃくちゃうれしかった!!
でも、感慨にふける気なんてなくて
とっとと、とっとこ下山です。
11:30道ロストー16:30脱出。
水0
ガソリン残量 2.5L(あとで、7L入ったから)
昼飯なし
経験値・・・プライスレス(^O^)/
ガソリンスタンドで給油してもらったついでに
エアコンで涼ませてもらいました。
自動販売機で1Lのがぶ飲みでも全然平気だったし
水が体に入ってきたら、途端に腕や足がしびれがブワァーーーって。
これって痙攣の前兆だったのかな?
椅子に座ったら椅子から立つのも億劫になるくらいの痺れでした。
30分近くガススタで休んで
トランポまで帰って
風呂入って寝ました。
ラインで何か話していましたが、特に脳で処理したものではありません(;^ω^)フハー
やっぱ、ソロで新規開拓っていうのは
本当に大変な仕事なんだね。
さ、月曜日からしっかりと体を休めよう。
つづく
