オフロードバイク+++上上

フロントアップ現代 特集 森にこもる男たち

さて、ここからは特集の時間です。




「本日は、

 休日に仲間たちと集団で森にこもり

 転げた姿を互いに笑いあう、「ツーリング」を趣味としている人々を追ってみました。





 「かすにんさん。

  ”転げた姿を互いに笑い合う”とありますが、これは?



かすにん「ええ

       私も初めは驚いたのですが、今では大変良いスポーツだと理解しています。




 「バイクに乗っているという事は、暴走族ではないのですか?


かすにん「そのような概念を持つ方もいらっしゃいますが

       過去から続く大きな偏見だと考えられます。


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かすにん「今回取材で同行させて頂いたライダーたちは皆、

       きちんとした社会的立場を持っており、既婚者も少なくありません。


       ただし

       年齢幅は20代から50代と大きく、職種も居住地域もバラバラです。

       そんな彼らが持つ共通点はオフロードバイク乗りということだけです。




 「危険ではないのですか?

  また、なにが目的でどんな活動をしているのでしょうか。



かすにん「危険ではありません。

       皆一様に充実感を求めて活動をしているスポーツマンとの印象を受けました。

       まずは密着取材の様子をご覧下さい。







--------9月14日長野県某所


   天候に恵まれた3連休の中日。

   男たちは小さな広場に集合していた。
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広場には大型自動車が3台とまっていた。

彼らの多くは積載性に優れた自動車を利用しており、

バンタイプのハイエースは特に人気の車種だ。

彼らは普段、バイクを自動車に積み込み移動している。


今回取材に応じてくれた3人のバイクは

既に自動車から荷卸しされ、整備されていた。
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 <左からかすにん氏(44)、O氏(44)、たけオヤジ氏(50)のオートバイ。>


挨拶も早々に、出発の準備をする3名。

皆、過去に一緒に行動したことがあるリピーターだ。

集合時間の連絡やツーリング企画などは全てインターネットを介して行われており、

今回のたけオヤジ氏の企画に興味を持ち、こうして集合することになったという。



かすにん「腰上をOHしましたし、リアもゲコタをね・・。

       今日はコンディションに関しては最良で、引く気は起きないですネ。



たけオヤジ「久しぶりのツーリングで、KTM250Fも初ライド。

        慎重に行こうと思います。



Oさん「久しぶり・・・を通り越して、全く乗っていません。

     前回乗ったのは同じメンバーとのツーリングでこの場所なので、リベンジしたい場所があります。




皆それぞれの目標をもって取り組んでいる様子。

互いの健闘と安全を優先事項と考えていることが見て取れた。





本日の走行ルートは長野県は諏訪付近の探索。


基本的なルートはたけオヤジ氏の提案だが、走行スタイルはあくまで自由だ。


走行開始直後

早速基本ルートを外れた新しいルート探し・・・「探索」が始まった。

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新しいルート探しは非常に単純だ。

「走れるか、走れないか」という基準で、その場所がルートとなるかが決まる。


しかし、

ライダーの技量や体力、バイクの設備やその日の天候などによって判断結果が異なるので

ライダーによってルートの判断結果が異なることと

ツーリングに集合したライダーの、”集団として”の判断結果も異なることになり

非常に複雑な状況把握を必要とする面が

常に新しさを求めるライダーに刺激を供給し続ける効果をもたらしている。




また上記写真のように

O氏にとってのルートを、登れないライダーが間近で見ることでヒエラルキーの壁が生まれるが

この集団内に競争原理は生まれず、

互いに切磋琢磨し、時に支え合う関係は維持される。


この状況から

林道ツーリングとは「社会性・協調性」を持つ年齢層によって育まれてきた文化であり

社会的秩序を乱す暴走行為とは異なることを理解出来た。





さて、彼らのツーリングは続く。

道中、KTMにワークワクスルライダーのかすにん氏によるKTM250Fの試乗が行われた。



動画の後半、カメラでは音でしか捉えていないが

ゴーグルに飛び石が命中するというトラブルが発生していた。



しかし

がべじん氏 あるみ氏より技術供給を受けて搭載された

TOYO 帽子取付用防塵メガネ
により少量の出血で済ませることが出来、

ツーリングは滞りなく継続されている。


奇しくもこのトラブルが

同メガネの強度に懐疑的であったライダーへの回答となり

林道ツーリングのご意見番である「ケムンパス吉田」氏も納得させる結果を生んだ事に

かすにん氏は満足しているようだ。




当事者であるかすにん氏はこう語る。



かすにん「まだライダーの事を考えて作っておらず荒削りな印象ですが、おおむね良好です。

       継続してテストさせてもらおうと思います。

       ゴーグルの縁を丸み加工したり、局面でないタイプのゴーグルを用意したり

       ゴーグルを支えている金具が万が一にも目に入らない様、

       取り付け位置を工夫したりする余地があると思います。


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本気森(マジモリ)にも、このゴーグルは弱い。改善に期待したい>


彼らのツーリングは続く




道中のフラットな林道にて

KTM250FとKTM125EXCを乗り比べたかすにん氏は終始笑顔であった。

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 <サスが違うと、視点も違う>


特別な技術を持つライダーでは無い彼でも、二つの車両の違いに気づくことが出来る乗り比べ。

2台のバイクを自由に乗れる環境でしか実現しないが、これは非常に贅沢なものだ。


しかも、より実戦に近いツーリングで行われるため

雑誌を100回読み返すよりも明確で、明白だ。



かすにん氏は雑誌のライター気分になりながら、サスについて語る。

本人が編集していても多少イラつく画像であったため、要約を下図にまとめた。

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KTM125EXCは、WR-Fと比較して車体が上下していることが解り易い。

コーナーの入り口と出口、サスの動きは一定していると感じた。


KTM250FとKTM125EXCを比較すると、KTM250Fはやや低い位置で車体を上下させている印象。

もっとエンジン(特に、低速)がハッキリするとサスの動きも大きくなる可能性がある。


WR-Fは重心が低く、サスペンションの動きも小さくまとまっていると感じる。

WR-FとKTM250Fを比較すると、重く安定していてバイクを倒しにくいネガティブさを感じるが

旋回が終わった後、急激にアクセルを開けても安定するというポジティブさともとらえられる。



2台のKTMとWR-Fの一番大きな違いは

ハーフスロットルで旋回中の状態からアクセル全開になるまでの過程

線で繋がっているなめらかな動きをするのがKTMで

リズムよくポイントで切り替わるのがWR-Fだと感じる。



どちらも慣れれば大差ないけれど

予測していたルートを通れなくなったりすると、WR-Fは辛いと予想している。

短いスパンで折り返しが続くつづら折れ・・を体験して

一度止まると速度が乗るまで辛いWR-F、それなりに続けられるKTM。


ただ、力強さはWR250Fが一番良い。

ドンと前へ出る。

KTMはセッティング出てない影響と思われるが、セッティングでパワー感が大きく変わるか疑問。






このサスペンションの動きのまとめに際して、

かすにん氏は物覚えが悪いので

時よりGoPRO2の動画に「音声で感想を残し」ていたようです。

後日の動画をUPできない理由になるほど

気持ち悪いので今後はやめた方が良い

アドバイスして午前中の走行は終わりました。






この3名、昼休みなく走り続けていました。

正午、彼らは以前踏破したことのあるヒルクライムへ果敢にチャレンジしていました。


この場所での過去の戦績は、以下の通りであったが

たけオヤジ氏 ○
O氏       ×
かすにん氏  ◎(複数回登頂)



本日のこの場所の戦績は、真逆となっていました。

たけオヤジ氏 ×
O氏       ◎
かすにん氏  ×


ヒルクライムの状況をよく観察すると地形に変化があります。

ライダーにも、バイクにも変化があります。


言い訳は沢山出来る・・・しかし!!!!




登頂できない2名は果敢にチャレンジを続け、1時間ほどこの場所で過ごしました。


途中、互いのバイクを乗り換えての挑戦をしましたが

乗換え一発で、かすにん氏を超えるスペックを出すO氏。


乗れています


体が凄く安定していて、リアタイヤが地面をとらえ続ける・・・KTM125EXCライドをご覧ください。

<KHKがとらえた貴重なヒルクライムシーン>


乗り方に工夫が必要な場所に集まると

互いの攻略法を情報共有します。

2速+半クラッチで十分と考えていたかすにん氏でしたが

木々によって減速されることを考慮して1速固定のO氏


結果は出ていますが、その場合の注意点や選ぶルートの話し合いが

互いの糧になり成長してゆく良い関係となっている事が見て取れました。


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<座る位置、重要。>



3名の勢いは止まりません。

この後も、隠されたルートを探しながらエレキ塔を探すルートを走ったり

過去に訪れて確認しなかったルートを調査していました。
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<かすにん氏、お手柄のルート開拓。ポイントは栃木で培った鋸使いでした。>




一日の走行を終えて

駐車場まで帰ってきた三名は疲れているようだったが終始笑顔であった。


アノ場所をもう一度はしりたい

今度はこうやって工夫したい


それぞれの走りについて、話題は絶えない。








   「これから何処へ?


かすにん「そうですね、まずは温泉で汗を流したいです。

       そしたら夜飯を食べて

       酒でも飲みながら皆と語り合いたいです。

       でも、明日があるから軽めにネ。



   「明日も走るのですか?


かすにん「勿論です。

       たけオヤジさんの後輩君とも合流できたし、明日はケムンパス吉田さんも来ますから。

       2DAYS、きっちり楽しみたいですからね!





彼らはテキパキと着替え、バイクを自動車に積み込むと

目的の銭湯へと移動していった。



先ほどまで笑い声が響いていた森は、今は遠くに見える。

夕暮れの山々はどっしりとしていて、次の挑戦を待っているようだ。
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今回の取材の旅で知りたかったことは、全てあの場所にありました。

本気で笑える仲間と遊ぶ「ツーリング」は

何かに例えられないほど素晴らしいものだと感じました。





~フロントアップ現代 特集 森にこもる男たち~ FIN






つづく

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コメント


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登れるか登れないかというギリギリが!
いや!
登れないほうが充実しますね(^_^;)

てことは・・・
さらなる急勾配(壁)でバイクを投げ捨てると壊してしまうよおなツーリング

やりますか!!

ユー | URL | 2014-09-18 (Thu) 19:11 [編集 ]


見ていて飽きません
面白いです。

見ていると走りたくなる
10月リベンジです。
松茸も

たけオヤジ | URL | 2014-09-18 (Thu) 23:32 [編集 ]


Re:

結果登れないというか、登る途中だったというか
心は登頂してたのね、完全に。
登る登らないだけで語ると、そりゃあ難しいけれど、
色々な状況から登れないって言うか
見上げると上がよく見えないのは
登ったといっても過言ではない。なのかな。
チャレンジした事態が、男らしく、登ったと言って誉めてやりたい気持ちだとおもう。


登った?

かすにん | URL | 2014-09-19 (Fri) 08:40 [編集 ]


Re:

>たけオヤジさん
ヌメヌメしていて、黄色い松茸。
見つけるの得意なので、是非!!

かすにん | URL | 2014-09-19 (Fri) 08:42 [編集 ]


今度 キノコに詳しい人 同行で
夜は それをご馳走にして
楽しむってのが良いな!

おぐり | URL | 2014-09-19 (Fri) 09:33 [編集 ]


 

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